【中小企業向け】カードゲーム「2050カーボンニュートラル」体験型セミナーを開催しました
7月30日(火)、31日(水)に、市内の中小企業などを対象とした『カードゲーム「2050カーボンニュートラル」体験型セミナー』を開催しました。
このセミナーは、カードゲームを通して参加者同士が学びや気づきを共有しながら、カーボンニュートラルの本質を理解するとともに、カーボンニュートラルの達成に向けた将来ビジョンを考えるワークショップを行い、産業部門の脱炭素化を推進するものです。
カードゲームでは、会場全体を1つの「まち」に見立て、電力会社や自動車メーカー、政府など12のチームに分かれた参加者が、各々のチームの事業目標とカーボンニュートラルの実現を目指して行動します。
各チームは、戦略を立てながら利益の追求と環境に配慮した事業活動を行うも、カーボンの動きを見える化したマップ上でカーボンが大気中に増え続ける様子に、参加者たちは脱炭素の取り組みが急務であることに気付かされます。
しかし、ゲーム後半に入ると、参加者たちが他チームの事業目標にも目を向けて交渉・協働する動きが見られるようになり、温室効果ガス排出量は減少に転じます。このように他者との協働によって経済と環境を両立に向かっていく体験を全員で共有することができました。
*カードゲーム「2050カーボンニュートラル」の詳細についてはこちら
省エネ取組みの事例紹介では、省エネルギー診断や省エネの進め方、組織でカーボンニュートラルに向けて取り組む際にぶつかる壁などについて紹介しました。
そしてワークショップでは、「カーボンニュートラルに関わる個人・会社員としてどんな社会を実現したいか」をテーマに、他のグループとメンバーをシャッフルしながら自由な対話を繰り返し、模造紙を使って様々な意見を書き出していきます。
業種や企業、部署や職場での立場によって異なる視点があり、お互い意見を出し合うことで、新しいアイデアが生まれていました。
カーボンニュートラルな社会を実現するためには、1社単独ではなく、複数の企業が独自の強みを発揮し合って事業創造していくことが求められています。
このセミナーを通して、カーボンニュートラルに共に取り組む仲間と出会い、協働することの大切さを実感してもらうことができたので、これをきっかけにカーボンニュートラルに向けた具体的な取組みにつながることを期待します。
最後に、参加者からいただいたコメントの一部を紹介します。
【参加者からの声】
・自社へ帰ってまわりを巻き込み、頑張ります。
・私自身が帰社して全社に共有することこそが、カーボンニュートラルへの第1歩。ただそこにはハードルがあり、社会の仕組みづくりが急務だと感じた。
・当事者意識をもつきっかけとなった。
・全社員で対話をし、取組みや目標を決めていきたい。
・異業種の方々と交流できて良い意見が聞けた。異なった視点からの考え方が新鮮だった。
・他の業種ともっと話すことで、各々の目標を達成することができると感じた。
チームとやましでは、脱炭素につながる様々なイベントを企画し、地球温暖化に取り組んでいきます。イベント情報は、市広報やチームとやましホームページ及びFacebookなどで随時お知らせします。
本セミナーの詳しい内容につきましては、富山ふるさと省エネ協会ホームページでご紹介しておりますので、こちらもぜひご覧ください。
富山ふるさと省エネ協会ホームページの【富山市主催】「中小企業向けカードゲーム「2050カーボンニュートラル」体験型セミナー」についてはこちら