北極ほっきょく の氷こおりが減へり続つづけ、ホッキョクグマやアザラシなどの生いき物もの が暮くらしにくくなります。みんなが住すんでいる富山県とやまけんの県鳥けんちょう「ライチョウ」も生息環境せいそくかんきょうの変化へんかにより、このままでは絶滅ぜつめつ してしまうかもしれません。
グリーンランドなどの氷床ひょうしょうが大規模だいきぼに溶とけて戻もどらなくなるため、海面かいめんの高たかさが上あがるかもしれません。そうなると、低ひくい土地とちにある町まちや小ちいさな島しまが海うみの中なかに沈しず んでしまいます。
「ゲリラ豪雨ごうう 」と言いわれる大雨おおあめや「スーパー台風たいふう 」と呼よばれる非常ひじょう に強つよい台風たいふうが増ふえ、土砂災害どしゃさいがいが多おおくなります。一方いっぽうで雨あめがすごく減へったり、砂漠さばくになってしまう場所ばしょが出でてきます。夏なつは猛暑日もうしょび(最高気温さいこうきおん35℃以上いじょうの日ひ)が増ふえ、熱中症ねっちゅうしょうのリスクが高たかまります。富山とやまを含ふくむ北陸ほくりくの内陸ないりくや山沿やまぞいでは、全体的ぜんたいてきな積雪量せきせつりょうは減へる一方いっぽう、ドカ雪ゆき(短みじかい時間じかんで一気いっきに降ふる大雪おおゆき)の頻度ひんどが増ふえるといわれています。
稲いねの穂ほが出でてから実みのるまでの間あいだに気温きおんの高たかい日ひが続つづくと、米こめが白しろくにごったり、ヒビが入はいったりするなど、品質ひんしつに影響えいきょうが出でます。米こめの収穫量しゅうかくりょうは北海道ほっかいどうや東北地方とうほくちほうでは増ふえますが、関東かんとうより西にしでは減へると予想よそうされています。また、リンゴやブドウに着色不良ちゃくしょくふりょうや日焼ひやけが起おこったり、みかんの中身なかみと皮かわが離はなれて実みがブカブカになる「浮皮うきかわ」が起おこるなど様々さまざまな果物くだものに影響えいきょうがあります。